ラーメンのスープは、スープの素となる醤油を入れた後にスープを入れ、完成させています。
その初めに入れる醤油を“かえし”といいます。
かえしは、味を大きく左右する、ラーメン店には欠かせないものです。
かえしとスープが一体になって、初めてラーメンのスープと言えます。
「作りたいスープに完璧に合う醤油を使いたい。」
そう強く願っていた、ラーメン店を営むお客様。
こだわりを詰め込んだお店の味の命、理想のスープに合わせる、唯一のかえしを探していました。
◎目 次
「素材の味が活きるスープのかえし」
ラーメン店を営むお客様の、素材への思い入れは相当のものです。
お客様は、使う食材一つ一つを、自分の足で歩き探し、実際に舌で確かめながら、かえしの醤油と合わせた時に最高の形になるものを探し求めます。
「最高の素材を最高の組み合わせでお客様に提供したい。」
味にかけるその想いは、宝醤油も同じです。
お客様の要望に合わせた開発が始まります。
醤油には、甘いもの、辛いもの、濃いもの、薄いものなど、様々な種類があります。
ラーメンのスープに使用する際、醤油味を強めに出したい場合は、こいくち醤油。
味をさっぱりとさせ、スープの色合いを薄くしたい場合はうすくち醤油。
まったりとした風味を出したい場合はたまり醤油や甘口醤油など、用途に合わせて使い分けます。
生しょうゆを使用するお店もあります。
また、ラーメンのスープには、鶏ガラや豚骨でだしを取る “動物系スープ”と、昆布や煮干しでだしを取る“魚介系スープ”があり、
かえしに求められる醤油の味は、お店が主流とするスープの種類や、製法によっても異なります。
「お客様が必要とするかえし用の醤油はどんなものだろう?」
宝醤油は綿密なヒアリングを行い、お客様が作りたいラーメンの味を引き出します。
お客様の要望によって、複数の醤油を組み合わせたり、配合の割合を変えたりしたもので、何パターンものサンプルを作成します。
このサンプルをお客様に提出して感想をいただき、さらに理想のかえしに近づけるための改良を行います。
宝醤油は細かな味の変化にも気付いて対応していくことで、お客様の求める味の再現を目指します。
「欲しかったかえしはこれだ!」
こうして、ラーメンのスープのかえし用の醤油が出来上がります。
「これぞ、理想のスープに合う最高のかえしだ!」
ひとつひとつの素材の旨みを、
どんぶりの底からしっかりとまとめあげるスープのかえし用の醤油は、
お客様から大きな好評をいただいています。
宝醤油の経験を活かして開発されるかえしは、ラーメン作りへの強いこだわりと情熱を持ったお客様の舌をうならせ、
全国のラーメン店、飲食店を通して人々に愛されるスープとなっています。