蒲焼きとは、魚の開きにたれをつけて焼いたもの全般のことです。一般的には、鰻や穴子の蒲焼きのことを指します。
主役である鰻の白い身を、食欲をそそる褐色に染め上げて、きらきらと照らし出す蒲焼きたれ。
じっくり研究を重ねたたれは、ご飯にかけるだけでも、美味しく味わえます。
宝醤油の蒲焼きたれは豊富な種類をご用意しているので、お客様の用途やお好みに合わせて選んでいただけます。
「老舗の味にとことんこだわります」
“うなぎの嗅ぎ賃”という江戸小噺をご存知でしょうか?
通りのうなぎ屋から流れてくる美味しそうな蒲焼きのにおい。
毎日のご飯どき、お腹いっぱいに吸い込んだにおいをおかずに白いご飯を食べていたある男が、
うなぎ屋の主人に「うなぎの嗅ぎ賃を払え」と、お代を請求されてしまう…。
そんな場面があります。
嗅いだが最後、お腹が鳴り止まなくなりそうな甘く香ばしいにおいは、江戸時代から人々を魅了してやみません。
そして、うなぎ屋にとって蒲焼きのたれというのは、客側が思っているよりもずっと、大切なものです。
味の決め手になるたれを、においだけでも簡単に渡してたまるか、と思うのは当然なのです。
そんな、お店の生命線といってもよい蒲焼きたれ。
宝醤油のたれは、昭和から平成の今に渡って、多くの老舗うなぎ店の味を支えています。
「うなぎ業界は、宝醤油さんのたれで決まり」
全国の名店で、ひそかにそう囁かれています。
老舗向けの商品開発の経験は、量販店向けの商品にも活かされています。
「老舗のような味がどこでも食べられるように」
本醸造醤油に、本みりんや砂糖をベースにした味付け。
原材料や製法からとことんこだわり、老舗の味を再現しました。
宝醤油のたれを使った本格的な蒲焼きは、スーパーやデパートを通して多くの人々の食卓に届けられています。
「甘さいろいろ、選べるたれ」
「種類がいっぱいあるけど何が違うの?」
蒲焼きのたれは、仕上がりや焼き方に合わせて使っていただけるように、様々なバリエーションを揃えています。
“蒲焼のたれ松“はしっとりとした質感で、つけ焼きにも仕上げ用にも使えるベーシックなたれ。
松から竹、菊と続きます。
松、竹、菊の違いは主に甘さの違いで、松が一番甘い商品です。
「うちのお店のお客様は、あまり甘いのが好きじゃなさそうなんだけど…」
そんなお客様も安心です。
甘さのバリエーションだけでもこんなにあるのです。お客様のご要望にぴったりの味がきっと見つかります。
「ふっくらつやつやに仕上がる魔法のたれ」
味のバリエーションの他に、
“濃口”や“仕上げ用”、風味付けに欠かせない山椒とたれをセットにした“宝蒲焼きたれ山椒付”などがあります。
“蒲焼きのたれ濃口“は、味は“蒲焼のたれ松”に似ていますが、
色が濃く赤みがかっており、焼き色を付けるのにとても向いています。
「蒲焼きって、焼き色を付けるのが難しい…」
実は、蒲焼きに均等な焦げ感を付けるのは至難の業なのです。
でも、ご安心ください。“蒲焼きのたれ濃口”は経験が浅い人でも、
熟練者が焼いたような綺麗な焼き色に仕上がります。
“鰻蒲焼きたれ仕上げ用A”は、焼き色が付いた蒲焼きに、照りやつやを足してくれるたれです。
照りとつやは料理においてとても重要で、これがあることで、よりいっそう美味しそうに見えるのです。
ふっくらした鰻の身をつやつやに光らせるたれ。
視覚から食欲を引き出すこと間違いなしです。
宝醤油のたれは、蒲焼きをより美味しく食べられるように、味だけでなく見た目にもこだわっています。
「開発チームの“鰻博士”におまかせ」
豊富なNB商品や、企画商品の開発を手掛ける、宝醤油の開発チーム。
そこには鰻にとても詳しい“鰻博士”がいます。
鰻のエキスパートの意見を取り入れたたれは、
これからも改良を重ねて、お客様の美味しい蒲焼き作りを助けていくでしょう。
「もっともっと美味しいたれを作りたい」
宝醤油は、この真摯な想いで、全国で大人気の商品を生み出しています。