宝醤油の豊富な自社ブランド商品の味のベースとなり、単体でも主力商品として高い評価をいただいている醤油。
毎年の品評会で表彰されるような美味しい醤油を造り続けられるのは、いったい何故なのでしょうか?
その秘密は、醸造方法にありました。
「人が醤油に寄り添うかたち」
宝醤油が造る醤油が他とひと味違うところ、それは“旨みの強さ”です。
通常だと、醤油は、醸造の過程で機械による温度管理をおこなっています。
保温、冷却など、温度を一定に保つための機能が醤油タンクに備わっており、
これによって、大豆の発酵をコントロールし、生産スピードを早めることができるのです。
これに対し、宝醤油では、「天然醸造」という製法で醤油を造り続けています。
天然醸造とは、醤油タンクの中で、
人によるゆったりとした温度管理のもと、じっくりと丁寧に醸造を進めていく方法です。
この醸造の過程で雑味が消え、味が洗練されていき、
旨みを強く感じられるようになります。
「旨味成分を最大限に高めた至高の醤油を守っていきたい」
会社ができた頃から変わらず、宝醤油はそう考えています。
自分の力でのびのびと育っていく醤油に、あれこれと手出しをせず、人がそっと寄り添うこと。
一種の愛情の形にも思える天然醸造。
この気持ちは、出来上がった醤油の味にも表れています。
すっきりとした中にも優しいまろやかさがある。
まるで出汁醤油のような深い味わいが感じられる。
これが、宝醤油の醤油です。
脇役であっても、たれやつゆに深みと旨みを加える醤油は、宝醤油の大の自慢。
タンクの中でのびのびと育つさまを見守っていたい、わが子のような存在です。
「商品と技術は宝」
ゆったりした温度管理により旨みを最大限に引き出した醤油こそが、宝醤油のルーツ。
社員ひとりひとりの醤油づくりにかけるひたむきな想いが、品評会で評価される美味しい醤油を生み出しているのです。